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うさぎのガイドブック
うさぎさんの飼育用品 | うさぎさんがお家に来たら | 食べ物について |
トイレについて | スキンシップについて | 抱っこについて |
病気かなと思ったら |
うさぎさんの飼育用品について |
- 飼育ケージ
うさぎさん専用のケージを選んであげましょう。
直射日光やエアコンの風が当たらない、窓から離れた場所に置きましょう。
ロフトやトンネルは最初は付けず、広く安全な場所にしてあげましょう。
- トイレ・トイレ砂
うさぎさんは、だいたい自分で決めた場所にトイレをします。
まずはケージの端のほうにトイレを置いて、様子を見てください。置いた場所と違うところでおしっこをしている場合、その場所にトイレを移動してあげてください。ウッドチップを固めた「トイレ砂」を一掴みほどトイレの中にいれると、おしっこのにおい対策に効果的です。
- 給水ボトル
うさぎさんの体に合った、大きすぎない飲み口のボトルを選びましょう。
ボトルの飲み口が、うさぎさんが顎を上げない状態で口元のあたりにくるように取り付ける位置を調節してあげましょう。
- 食器、牧草入れ
当店では、ペットとしての歴史がまだ浅いうさぎという動物の 【 魅力・素晴らしさ固形のごはん(ペレット)を入れ、壁に取り付けるタイプの食器は、ペレットが食べやすい高さにくるように調節してあげてください。牧草はうさぎさんの食生活になくてはならないものです。フィーダータイプやボールタイプなど、色々な種類がありますので、うさぎさんが食べやすいものを選んであげましょう。
- エアコン
夏季……うさぎさんは暑さに弱い生き物ですので、空調管理をしっかりとしてあげて下さい。
冬季……寒さには強いですが、急激な温度変化にはとても弱いです。ペット用ヒーターをいれたり、暖房等で急激な温度変化がないようにしてあげて下さい。
うさぎさんがお家にきたら |
お迎えしたばかりのうさぎさんは、初めての場所に戸惑っています。新しい環境に慣れるまで、なるべく静かにのんびり過ごさせてあげましょう。
- お迎えした初日 ~ 1週間
お家に帰ったら、すぐうさぎさんを新しいケージに入れてあげましょう。
新しい環境への変化に、うさぎさんは緊張してストレスを受けやすくなっています。様子が気になってしまって、ケージの前でずっとうさぎさんを見つめてしまったり撫でたりするなど構いすぎると、さらに緊張しご飯を食べなくなる場合もあります。
お迎えした日からしばらくは触ったり抱き上げたりせず、うさぎさんの緊張がとけてのんびりとくつろぎだすまで、離れた場所からなるべく静かに見守ってあげて下さい。
うさぎさんのお世話をする際は、ご飯が減っているか、お水が減っているか、おしっこやウンチがちゃんと出てるかをしっかりと確認してあげて下さい。
うさぎさんの緊張がなくなってくると、足を延ばしてのんびりとくつろいだり、寝そべったりしてくれるようになります。
逆に隅っこのほうでずっとうずくまっていましたら、まだ警戒をといていないのでもうしばらく様子を見てあげましょう。
- お迎えから1週間
うさぎさんの緊張が解けて、寝そべったりなどくつろいだ様子を見せてくれだしたら頭を少しだけ撫でてみたり、ちょっとずつスキンシップをとってあげて下さい。
うさぎさんは名前を覚えてくれるので、名前を呼んであげてください。
この際、たくさん撫でたり長時間抱っこをしたりなど、急に触りすぎないように注意して、少しずつ触れ合う時間を増やして下さい。
- お迎えから1週間 ~ 2週間
そろそろ新しいお家、新しい環境にも慣れてきて、ケージの外にも興味を持ち出す頃なので、お部屋で遊べる準備をしてあげてください。まだ緊張している様子なら、のんびり緊張が解けるまで待ってあげて下さい。
食べ物について |
- ペレット
ペレットとは、うさぎさんに必要な栄養が含まれている固形飼料(ラビットフード)です。ペレットは、うさぎさんの体を作るのにとても重要なものです。高品質で、栄養バランスの良いペレットを与えてあげましょう。
骨格や体を作る【 生後6か月頃まで 】の栄養をたくさん必要とする成長期は、ベビー用のペレットを【 食べ放題 】にします。
幼少期から成長期には、「アルファルファ」という牧草が主原料になった栄養価が高いベビー用ペレットを好きなだけ食べさせてあげて下さい。
うさぎさんはとても成長が早い生き物ですので、体の基礎を作る大切な時期にはベビー用ペレットで十分な栄養やカロリーを摂取させてあげることで、健康で丈夫な体が作られていきます。
ベビー用から大人用ペレットへ切り替える時期は、基本的に6カ月が目安です。ゆっくり成長する子もいれば、とても早く成長を終える子もいます。
ペレットの切り替え時期もついてはうさぎさんによって異なりますので、爪切りやケアの際にお店のほうにご相談ください。
- 牧草
牧草はうさぎさんにとってなくてはならない食べ物です。
うさぎさんにの食生活には、たくさんの繊維質が必要です。牧草をしっかり食べることは、うさぎさんの健康状態にも影響してきます。
【 チモシー 】という種類の牧草が、今後日常で与えていただく牧草になります。
繊維質が豊富な固い牧草を食べる事で咀嚼の回数が増え、歯の伸びすぎを防いだり、胃や腸が牧草の繊維質を消化するため刺激されて、しっかりと動くようになるのでうっ滞など体調不良の予防にもなりますし、ウンチも大きくなり沢山出るので、牧草を食べるのは良い事がたくさんあります。
選り好みが始まると、固い部分を嫌がり柔らかい部分しか食べなくなるうさぎさんもいるので、固い牧草もちゃんと食べるようにしましょう。
- おやつ
うさぎさんは生の野菜や、甘いフルーツが大好きです。しかし、あげすぎると肥満や下痢に繋がりますので、適切な量を与えてあげてください。
生後6か月まではカロリーが高いドライフルーツや生の果物など甘いおやつは与えず、乾燥した野菜や野草、生牧草などのカロリーの少ないヘルシーなものを、おやつとして与えてください。
甘い味を覚えて選り好みを始めてしまい、ペレットや牧草を食べなくなってしまったり、おやつを食べ過ぎて太ってしまう可能性があります。体がしっかり成長する生後6か月が過ぎるまでは、甘いおやつは与えず、乾燥した野草などのカロリーの少ない、ヘルシーなものをおやつとして与えてください。
トイレについて |
- トイレ(おしっこ)のしつけについて
うさぎさんは基本的にはトイレを覚えてくれます。
大体は、うさぎさんが落ち着く場所 = トイレの場所として決めますので、まずはケージにトイレを設置して様子をみましょう。外から見えにくい壁側やケージの端にほうにトイレを置いてあげて下さい。
最初はできなくても、おしっこの場所を覚えさせることは可能です。
トイレを置いた所とは別の場所でおしっこをしている場合は、トイレをその場所に移動させ上に乗るようにしたり、おしっこの臭いが付いたものをトイレの中に入れてみてください。
トイレ以外にしてしまった場合は、掃除して臭いをしっかり取りましょう。
覚えるのに時間がかかる子もいますので、根気よく教えてあげてください。
ただ、100%完璧にトイレでおしっこが出来るうさぎさんは中々いません。7~8割ほとがトイレできちんとできていたら、ほぼ完ぺきです。
- ウンチのしつけは、ほぼできません
ウンチについては、トイレで全部出してもらうことは難しいです。
食べたり、動いたりしたらウンチは勝手に出てきてしまうので、うさぎさん自身でも我慢したり、コントロールするのが難しいためです。
ウンチが転がってしまったら、ホウキや掃除機でさっと掃除しましょう。
スキンシップについて |
うさぎさんは犬や猫とは違い、人間との関係もゆっくり距離を縮めていきます。
慣れてくれるまでにとても時間がかかるので、最初は懐きにくいと感じる場合もあるかもしれませんが、その子のペースで人との距離感を測っていっているので、焦らずのんびりと可愛がっていってあげてください。
- たくさん撫でてあげる
どんなうさぎさんも、撫でられるのは大好きです!
特にオデコが大好きで、自分からもっと!と催促するようになります。
体を撫でられるのも好きですが、気持ちのいい部分はうさぎさんによってそれぞれ違います。いろいろなところをやさしく撫でて、どこが好きなのか探してみて下さい。
大切なコミュニケーションになりますので、たくさん撫でてあげましょう!
- 話しかけてあげる
うさぎさんは実に賢い動物で、何を言われているか理解しているようです。
声に出して名前で呼んであげていると、 自分が呼ばれていると理解してくれてに寄って来てくれるようになる子もいますし、ダメ、と声に出してしっかり教えてあげているとやってはいけない事だと覚えてくれる場合もあります。
たくさん話しかけてあげると、コミュニケーションが取りやすくなるかもしれません。
抱っこについて |
うさぎさんは本能的に抱っこを怖がってしまうのですぐに抱っこはできるようにはなりません。
根気よく抱っこの練習を繰り返して、うさぎさんに抱っこされる事を受け入れていってもらいます。
最初はうさぎさんを撫でたり、お膝の上でじっとしていてもらう所から練習を始めてみましょう。
お膝でじっとしてくれるようになったら、片方の手をうさぎさんのお腹に、
もう片方の手でお尻を包むよう手をそえて、お尻全体を抱えるようにゆっくりと体を持ち上げ、人の体にくっつけるようにして固定します。
足元が不安定だと嫌がるので、足が宙ぶらりんにならないようお尻と足をしっかりと支えて持ってあげましょう。
抱っこのやり方がわからない場合は、お気軽にお店にご相談ください。
病気かなと思ったら |
うさぎさんは、体調が悪いのを限界まで隠そうとする習性があります。
とりあえず様子を見てみよう…という判断で、重篤な状態になる危険もあります。
いつもと様子が違う、変だなと感じたら、すぐに病院に連れていってあげて下さい。
特にうさぎさんがご飯を食べないのは、重大な体調不良のサインです。
ウンチが出ていない場合、まる一日ご飯を食べていない可能性もあります。
うさぎさんがご飯を食べる事ができない状態が続くと、最悪の場合、命に関わる事もあります。
下記のような症状が一つでもありましたら、すぐに動物病院を受診してください。
◆ ペレット、牧草、水を飲んでいる様子がなく、好物も食べようとしない。
◆ ウンチが全然出ていない、またはウンチが普段よりすごく小さい。
◆ 下痢(水分が多い泥のようなウンチ)をしている。
◆ おしっこが出ていない。
◆ 隅っこでうずくまったまま、動かない。
◆ 歯ぎしりをしている。